お知らせ
文化祭初日
待ちに待った成城祭の初日です。力強い高校生の文化祭にかける熱い思いの込められたコールと校長先生の激励の開会宣言のもとに、文化祭が始まりました。今年のテーマは、「BEYOND]。台風による遅れや残暑さえも超えていく成城生の勇姿があちらこちらで見られました。蒸し暑くもなく、強い日差しもない、過ごしやすい天候に恵まれ、大盛況のうちに、初日の全日程を終了しました。
今日の成城の校舎やグラウンドは、他校の生徒や受験生とその保護者の方々、近所の方々など、多くの人々で賑わいました。このような光景は通常の学校でもよく見られると思われますが、成城の来場者はそれだけに留まりません。数十年前のOBや、つい数年前・数ヶ月前の卒業生が、ここぞとばかりにどっと押し寄せます。もちろん、普段の日に訪問する卒業生もいますが、この時期の職員室は特に卒業生でいっぱいになり、先生方と過ぎ去りし日の思い出話に花を咲かせていくのです。中には「やっぱ成城はいいわー。大学もいいけど落ちつく。懐かしい。今も楽しい。」などと成城の空気をめいっぱい吸ってエネルギーを充電していく卒業生もいます。そういう意味で、成城は、第二の故郷・心の拠り所なのです。卒業後も帰れる居場所があることは、成城生にとって大きな強みです。
さて、文化祭そのものの様子はというと、どこも笑顔で溢れ、明るく元気な笑いや宣伝の声に満ちていました。展示や体験コーナー、飲食物や小物の販売、公演など、多岐に渡る催し物があちらこちらで行われました。両日開催の催し物もあれば、一日だけ・ある短い一定の時間だけ開催の催し物もあります。一日だけ来ても楽しいし、両日来てももちろん楽しめます。文化祭は一期一会。お客さんとの出会いも、催し物との出会いも、公演や展示を見た反応も、たった一度きり、全ては縁によるものなのです。もちろん、まだまだ未完な子どもたちですから、至らない点もあるかと思います。それでも、一所懸命に自分の仕事に取り組み、一度きりの出会いで、これからぐんぐんと伸びていきます。そんな出会いを大切にして、また逆に大切にしていってもらうことができれば、さらに日々進化していくことでしょう。明日も実りの多い一日になりますように。