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台湾の大学との交流会

初めての開催

初めての開催

 

6月16日(金)放課後、「台湾の大学との交流会」を開催しました。これは、日本台湾教育センター様のご協力を得て、台湾の19大学の教職員や学生の方がおいでになり、本校の生徒、保護者と懇談を行うものです。今回が初めての開催となりました。

日本台湾教育センターは、台湾教育部傘下の組織で、法政大学内に日本事務所を設置しています。今年度より、本校の「台湾研修」は単独、オリジナルのものになりますが、提携先の確保、プログラムやカリキュラムの作成、旅行会社の手配など、全般にわたり同センターよりご指導、ご助言をいただいております。

 

15時頃、台湾側のスタッフ約45名が来校されました。教務事務の北澤さん、高橋さんの力作「歓迎光臨」の看板が熱烈に出迎えました。多くの方がその前で足を止めカメラに収めていました。一行の先頭は、日本台湾教育センター長の李佩華先生(淡江大学)です。同センターは、日本では法政大学に、台湾では淡江大学にそれぞれ事務所を構えています。

本校職員の力作

本校職員の力作

 

大会議室での簡単なレセプションの後、台湾側のみなさまは2号館4階の技術室、選択教室に移動し、個別相談ブースの準備に取りかりました。15時30分より大会議室で全体会の開始です。栗原校長の歓迎の辞では、過去2年間の「台湾研修」の取り組み、第7代児玉源太郎校長が台湾総督であったことなど、本校と台湾との関係史に言及しました。李センター長の答礼、ご挨拶に続き、19校の紹介を1時間程度にまとめたビデオが上映されました。各校それぞれに多様な工夫が凝らされていました。日本語のものもあれば英語のものもあります。日本人留学生が登場する大学もいくつもありました。中には、留学中のスワジランドの王子が主人公という大学もありました。映像の美しさや音響効果は、台湾の天然色の風土やエキゾチックな文物が描き込まれていることにもよるのでしょうが、高水準の映像文化を誇る台湾ならではという感じもしました。

力作揃いの大学紹介ビデオ

力作揃いの大学紹介ビデオ

 

16時30分頃より4階に移動し、個別懇談会が開始されました。「台湾研修」参加者には予め担当校が割り振られており、事前に質問を準備し、担当校のスタッフの方と対談、その結果をレポートにまとめるという課題が指示されていました。当初の予定では懇談の時間は30分程度でしたが、「台湾研修」参加者に加え、中学生を含む多くの生徒、また保護者の方が来場し、どのブースも常に埋まっている状況です。さらには、ほとんどの来場者が次から次へと大学のブースを移動しては懇談を重ねています。全大学が日本語を話せる方を派遣されたこともあり、実に熱心に、和気あいあいと、各ブースでの懇談が繰り広げられました。大学の紹介や説明のみならず、台湾の社会や文化、生活全般について、広範な内容で対話が行われていました。予定時間はあっという間に超過し、懇談の時間はほぼ1時間半に及びました。

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最後に、再び大会議室でクロージング・セレモニーが執り行われました。栗原校長、李センター長の謝辞に続き、参加各大学から本校への記念品の贈呈式が行われました。それぞれの大学より、オリジナル・グッズや、研究・教育の成果でもある産品などを多数頂戴いたしました。台湾側のご参加者の滞在時間は3時間余りでしたが、個別懇談のにぎわいを通じてすっかり打ち解け、非常に名残惜しい気持ちとともに散会しました。

栗原校長と李センター長

栗原校長と李センター長

 

初の試みである「台湾の大学との交流会」は、当初の予想をはるかに上回る大盛況とともに、成功裏に終えることができたと考えております。ご来校いただいた19大学の関係者のみなさま、日本台湾教育センターの李センター長、郭日本事務所長、呉先生他、企画・ご準備に尽力されたみなさま、また、ご多用中お越しくださった保護者のみなさまに、心より感謝いたします。参加した生徒諸君には、今回得たさまざまなものによって、台湾についての各自の展望を大きく思い描いて欲しいと思います。