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高3:毎日新聞佐藤岳幸記者講演会

佐藤記者と選択国語表現履修者

佐藤記者と選択国語表現履修者

12月2日、高校3年選択国語表現(担当及川)の授業で、毎日新聞・佐藤岳幸記者の講演会を開催しました。この授業は、慶応大学や医学部志望者を対象にした小論文の授業で、9名が履修しています。佐藤氏をお招きしたのは昨年度に続き2度目です。1年間の授業では、小論文への取り組みを通じて、生徒1人1人が社会問題を考え続けてきました。佐藤氏の講演会は、その総括と位置付けています。

佐藤氏は、現在、デジタルメディア局ディレクターの要職を務め、毎日新聞ニュースサイトの編成などを担当されています。また、堀潤氏、下村健一氏とともに、「毎日女性会議」を立ち上げるなど、“社内起業家”としても活躍されています。

講演会は、事前に生徒たちが出した質問や関心事項をもとに、佐藤氏と生徒との対話形式で進められました。トピックは広く国内、海外の諸問題に渡り、貧困・格差問題、トランプ氏の当選とTPP交渉の行方、英国のEU離脱、男女格差の問題、高齢者の交通事故、原発など将来世代のための負担をどう考えるか、など、広範なテーマで対話が繰り広げられました。生徒の、問題に対する掘り下げ、佐藤氏の、ご自身の取材経験を交えた、周到かつ真摯なご回答は興味尽きず、対話は非常に熱気を帯びたものとなりました。気がつくと、所定の2時間を優に超過し、心地よい興奮と和やかな雰囲気のうちに閉会しました。

ご多用中にも関わらず来校してくださった佐藤記者、どうもありがとうございました。12月6日、この授業は今年度の最終回を迎えました。高校3年生は、これからセンター試験、個別試験へと向かいます。この1年で身につけた思考力、表現力を信じて、それぞれの志望の実現に邁進して欲しいと願っています。