自転車競技部:令和5年度関東高等学校新人自転車競技大会結果報告
自転車競技部:令和5年度関東高等学校新人自転車競技大会結果報告
自転車競技部は,夏休み中に行われた令和5年度東京都高等学校自転車競技大庭杯記念大会の結果,高1小松君と高1武田君が11月3日(金)~5日(日)に境川自転車競技場(山梨県笛吹市)で行われた令和5年度関東高等学校新人自転車競技大会に進出しました。出場した2名の部員は,夏休みからトラック競技を始めたにも関わらず,日頃にロードバイクで練習していた成果を発揮してこの大会に出場する権利を得ることができました。
11月3日(金)は境川自転車競技場へ到着すると,午前中に公式練習を行いました。すでに,何回か境川自転車競技場で練習をしていますが,その日の自分の体調やその日の路面状態で乗り心地も変わってくるので,念入りに周回練習をしました。
午後に監督会議が行われ,その日のうちに,競技が開始されました。
成城からは,高1武田君がスプリント(予選)に出場しました。スプリントは予選で200mフライングタイムトライアルを行い,(大会によって決勝進出人数は違いますが,)この大会では上位16名が決勝に進出します。スプリント決勝(1回だけでなく,何回か対戦相手を変えて行う)は基本的に1対1で競走し先着した選手がより上位を目指して先にコマを進めていくという種目です。
高1武田君は,自己ベストを更新することができましたが,第34位で予選敗退となってしまいました。
翌11月4日(土)は,大忙しの一日となりました。
まず,高1小松君がケイリン予選に出場しました。このケイリンは境川自転車競技場のように1周400mの走路では,先頭誘導員(ペーサー)が2.5周先頭を走ります。各選手はこの先頭誘導員を抜かすことはできません。先頭誘導員が2.5周走り終わると,競走が開始され,全4周でゴールとなります。
高1小松君は第4組にエントリーされました。上位2名だけが準決勝へ進出できることになっていましたが,残念ながら競走競技の経験が浅い高1小松君は第7位となり,敗者復活戦に回ることになりました。
続いて,高1小松君が4km速度競走に出場しました。4km速度競走は、「先頭責任を果たしつつゴール着順を争う」種目です。先頭責任は、“競輪場の半周ごとに引かれた白線を先頭で駆け抜けた選手が責任を果たしたとみなされる。そして、果たすべき先頭責任の回数は出場人数と競輪場の周長によって決まる。最終順位は先頭責任を完了した選手(過剰に先頭責任を果たしても優位にはならない)→部分的に先頭責任を果たした選手→1回も先頭責任を果たせなかった選手の順番に順位が決まる。(先頭責任を果たした回数が同じ選手は最終着順で優劣が決まる。)”とされています。
高1小松君は第1組にエントリーされました。上位2名が決勝に上がることになっていましたが,初めて4km速度競走に出場した高1小松君は自分なりにレースプランを考えて臨みましたが,思ったようなレース展開にはならず,第6位となり,予選敗退となりました。
続いて,また高1小松君のレースで,ケイリン敗者復活戦が行われました。この敗者復活戦は準決勝に進出できなかった選手だけで競走し,準決勝に進出できる選手を決める,文字通りの敗者復活戦です。
高1小松君は第2組にエントリーされました。たった1名だけが準決勝に進出できることになっていましたが,残念ながらまだまだレース経験が少ない高1小松君は第5位となり,準決勝に進出することはなりませんでした。
この日の成城にとっての最後の種目,1kmタイムトライアル決勝に満を持して高1武田君が出場しました。この1kmタイムトライアルは静止した状態から1kmを走るタイムを計測する競技です。
高1武田君も日頃の練習の成果を発揮し自己ベストを更新することができましたが,第38位と悔しい結果となりました。
11月5日(日)(最終日)は多くの種目の決勝が行われましたが,残念ながら成城高等学校自転車競技部からの出場はなりませんでした。
そこで,ウオーミングアップやクールダウンのために持参していたロードバイクに乗り,境川自転車競技場近くの大弛峠に登坂練習をして,帰京しました。
最後に,多忙な中,令和5年度関東高等学校新人自転車競技大会を主催してくださいました山梨県自転車競技連盟,主管してくださいました関東高等学校体育連盟自転車競技専門部他,関係する団体の皆様に感謝申し上げます。
また,大会出場にあたり,経費補助をしてくださいました成城学校師親会に深く感謝申し上げます。
自転車競技部顧問
追伸;記事にない過去の大会結果はこちらでご案内をしています。