自転車競技部:2023 ジュニア全日本自転車競技選手権大会ロードレース
自転車競技部:2023 ジュニア全日本自転車競技選手権大会ロードレース結果報告
自転車競技部の高3冨澤君と高2門松君は,6月25日(日)に行われたジュニア全日本自転車競技選手権大会ロードレースに出場してきました。
この大会は,各年齢での日本チャンピオンを決定する大会で,年に10ほどある参加資格獲得大会といわれる大会で指定された順位に入るか,日本自転車競技連盟の加盟団体に推薦され,日本自転車競技連盟が認めた選手が出場することができます。
この大会では,スタート地点とゴール地点は同じですが,補給所がそれらと遠く,サポートするスタッフが2名必要だということで,高2相場君もスタッフとして一緒に参加することにしました。
6月23日(金)の放課後に顧問も生徒も会場である京都府に移動しました。
6月24日(土)の朝,大会会場へ移動しました。午前中は,道路交通法を遵守しながらコースの下見をしました。まずは,顧問が運転する車でコースを1周して確認をしました。
その後,ロードバイクでコースを走って危険な箇所の確認をしました。
高3冨澤君と高2門松君だけでなく,高2相場君も2024年以降もこのコースでのジュニア全日本自転車競技選手権大会ロードレースが予定されていると噂されているので,練習としてコースを走りました。
また,飲料を入れたボトルの受け渡しの練習をしました。
午後は,スタート・ゴール地点付近にある美山文化ホールの会議室で
- 14:00〜 ライセンス・コントロール(受付),ゼッケン配付
- 15:00〜 監督会議/ライダーズミーティング
がありました。
ライセンスコントロールでは,日本自転車競技連盟の競技者登録をしている選手であるかどうかの確認が行われ,ゼッケンと参加賞を受け取りました。
監督会議では,審判長からサインシートの記入は省略する,スタート前に計測チップの動作確認をするので必ずするように,バイクチェックを行う,補給地点で飲食料の補給を認める,関門所(遅れている選手にタイムアウトを通告する場所)では先頭通過から2分程度でタイムアウト(時間切れ)とする,等の諸注意がありました。総務委員長から,下見上の注意,補給地点までの具体的な移動方法について詳細の説明がありました。
この日は,このライセンスコントロールと監督会議が終わったら,大会会場を後にしました。
6月25日(日)はとても早い5時00分にホテルを出発しました。
そして,大会会場の駐車場である美山中学校に6:00ごろに到着しました。
高2門松君が出走するMU17+MU15のスタートまで3時間近くありました。
高2門松君のスタートの前に男子校である成城高等学校からの出場者はいませんでしたが,女子ジュニア+U17の選手たちがスタートしました。
その間,高2門松君は念入りにウオーミングアップをしてスタートのときを待ちました。
スタート前に監督会議でも話しのあった,計測チップの動作確認(スタートライン兼フィニッシュラインを通過すると,パソコンに記録される機械)とバイクチェック(使用するロードバイクが競技規則に適合したものかどうか検査を受けること)をしました。
MU17の選手である高2門松君は競技規則でギア比を7.01mにしておく義務がありましたが,この点も約1週間前に自転車屋さんでルールに適合するように変更をしてもらったようで,当たり前ですが無事に全ての検査をパスすることができました。
9時05分に高2門松君を含むMU17+MU15の選手たちがスタートしました。と同時に,スタート地点から補給地点へ行くサポートスタッフも自家用車かチャーターバスで移動を開始しました。今回は,補給地点で補給をするスタッフも資格を保有していないといけないということで顧問が行くことにしました。顧問が乗った車両は選手たちの最後尾を走っている警察車両(この車両から後ろは交通規制が解除されているという扱い)についていき,コース上にある補給地点の近くの駐車場に車を停めました。
そして,そこから数百メートルほど徒歩で移動しました。
1周10.3kmのコースを全部で5周回するU17の選手たちには3周目から補給が許されていました。しかし,高2門松君はレースのスピードについていくことができず,3周目の補給地点に来るまでにタイムアウトでDNF(Did Not Finish,ゴールせずの意)になってしまいました。
完走することも難しいサバイバルレースになると前評判だったレースですが,結果を開けてみると3分の2程度の選手が完走できていました。高2門松君にも充分に完走ができるレースだったと思うだけに残念です。
続いて,高3冨澤君が男子ジュニアに出場しました。高3冨澤君も高2門松君のレースも気になる中で念入りにウオーミングアップをしてスタートのときを待ちました。
高2門松君と同様に,計測チップの動作確認とバイクチェックを終え,10:40に男子ジュニアのレースがスタートしました。
このレースも全7周回のうち3周回目〜6周回目に飲食物の補給が認められていました。
高3冨澤君も補給所を3周回目までは先頭集団の中でレースをしていましたが,4周回目に補給所に到着したときはすでに先頭集団から遅れ始めていました。次の周回に入ることが難しくなったのではないかと心配になりましたが,悪い予想は当たり,5周回目には行くことができず,タイムアウトでDNF(Did Not Finish,ゴールせずの意)となってしました。
高3冨澤君も高2門松君も初めてロード競技で全国大会に出場することになりました。結果は残念ではありましたが,今後の練習をしっかり積んで次の大会で頑張ってほしいと思います。
自転車競技部顧問