自転車競技部:関東高等学校新人自転車競技大会に進出
自転車競技部の高2冨澤君は、10月8日(土)に山梨県笛吹市の境川自転車競技場で行われた令和4年度東京都高等学校自転車競技大庭杯記念大会に出場してきました。
大庭杯記念大会では、高2冨澤君は
- 3kmインディビジュアル・パーシュート
- 4km速度競走
- ポイントレース
に出場しました。まず、3kmインディビジュアルパーシュート決勝に出場しました。
この3kmインディビジュアルパーシュート決勝は3km走る間に競技場の正反対の位置からスタートする選手を追い抜くことを目的として走ります。しかし、この大会は特別規則で3kmの走行タイムで順位をつけることになっていました。
そこで、高2冨澤君は自己ベスト3分54秒650の更新を狙い走りました。結果、2秒350タイムを縮めることができ、3分52秒300で第2位になりました。
ただ、序盤にあまりに速いペースで走ってしまい、後半にタイムが伸びませんでした。序盤にそれなりのタイムに抑えて走ることができればもっとタイムを短縮できました。
続いて、4km速度競走決勝に出場しました。
この4km速度競走は、「先頭責任を果たしつつゴール着順を争う」種目です。先頭責任は、“競輪場の半周ごとに引かれた白線を先頭で駆け抜けた選手が責任を果たしたとみなされる。そして、果たすべき先頭責任の回数は出場人数と競輪場の周長によって決まる。最終順位は先頭責任を完了した選手(過剰に先頭責任を果たしても優位にはならない)→部分的に先頭責任を果たした選手→1回も先頭責任を果たせなかった選手の順番に順位が決まる。(先頭責任を果たした回数が同じ選手は最終着順で優劣が決まる。)”とされています。
今回も関東高等学校自転車競技大会の4km速度競走予選で成功した作戦であるスタートダッシュを決めて先頭責任を早く果たしてあとは着順勝負をすることを試みました。
全国高等学校総合体育大会自転車競技大会(いわゆるインターハイ)ではその作戦を失敗していまいましたが、今回は無事に先頭責任を果たすことができました。しかし、後半で有力選手がスパートをかけた際にそれを追いかけてしまい、体力を使い果たし、最後の周回で多くの選手に抜かされてゴールしました。
しかし、先頭責任を完了した選手は6人しかおらず、その中で5着でゴールしたため、高2冨澤君の最終順位は第5位になりました。
最後に、ポイントレース決勝に出場しました。
このポイントレースは2km(境川自転車競技場は1周400mなので5周)ごとの「ポイント周回」で1着に5点、2着に3点、3着に2点、4着に1点、5着以下は0点が与えられます。ゴール時は2倍の1着に10点、2着に6点、3着に4点、4着に2点、5着以下は0点です。また、もし速い選手が1周追いついた場合は20点が加点され、遅い選手が1周追いつかれてしまった場合は20点が減点されます。そして、その合計ポイントで順位を争う(ただし、同じポイント数の場合は最終ゴール着順で優劣を決める)という種目です。
この大会ではポイント周回が8回ある16kmで争われました。高2冨澤君は1回目・2回目・5回目に4着に入り、1点を3回取ることができました。
しかし、4km速度競走と同様に中盤で前方の有力選手を追いかけてしまったために体力を使い果たしてしまい、後半でポイントを取ることができず最終的に3点でゴールしました。4点以上を取った選手が6人いたので、最終第7位になりました。
出場した3種目とも上位に入ることができましたが、3種目とも前半で頑張りすぎて後半に疲労してしまうという反省点も残りました。
大会終了後の令和4年度関東高等学校新人自転車競技大会の東京都代表選手選考会議の結果、3kmインディビジュアル・パーシュートと4km速度競走の2種目で同大会に出場できる運びとなりました。
関東高等学校新人自転車競技大会は10月28日(金)〜10月30日(日)まで日本トーターグリーンドーム前橋(前橋競輪場)で行われます。
関東地区の各都県から選抜された選手との競走となります。今回の大庭杯記念大会の反省を活かし、頑張ってほしいと思います。
自転車競技部顧問