自転車競技部:全国高等学校総合体育大会結果報告
自転車競技部の高2冨澤君は、6月に行われた令和4年度関東高等学校自転車競技大会(報告の記事はこちら)を突破し、令和4年度全国高等学校総合体育大会自転車競技に出場してきました。
今年の全国高等学校総合体育大会は四国インターハイで、自転車競技は香川県(トラック競技は高松競輪場、ロード競技は綾川町特設ロードレースコース)で行われました。
高2冨澤君はトラック競技の4km速度競走での出場権を得ていましたので、8月2日の高松競輪場での公式練習に参加しました。
全国から選手が来て練習するので,関東地域の高等学校に与えられた練習時間は30分間しかありませんでした。
来年はトラック競技とロード競技の両方でインターハイ出場を目指す高2冨澤君はロード競技の大会コースに行きたいということで、ロード競技会場に移動しました。
せっかく来たので、コースを走ってみようかと思ったのですが、到着が遅くなったので車でコースを走るだけにしました。
そして、8月3日は午前中にライセンスコントロール(受付)、監督会議が行われました。そして、午後に公式練習がありました。
8月4日、いよいよ4km速度競走予選です。午後のスタートでしたので、午前中はホテルでのんびりと過ごし、スタート3時間前ぐらいに競輪場に到着しました。
到着すると、念入りにローラーを用いてウォーミングアップをしました。
高2冨澤君は第2組にエントリーされていました。
この4km速度競走は、「先頭責任を果たしつつゴール着順を争う」種目です。先頭責任は、“競輪場の半周ごとに引かれた白線を先頭で駆け抜けた選手が責任を果たしたとみなされる。そして、果たすべき先頭責任の回数は出場人数と競輪場の周長によって決まる。最終順位は先頭責任を完了した選手(過剰に先頭責任を果たしても優位にはならない)→部分的に先頭責任を果たした選手→1回も先頭責任を果たせなかった選手の順番に順位が決まる。(先頭責任を果たした回数が同じ選手は最終着順で優劣が決まる。)”とされています。
高2冨澤君はピストルのスタートでスタートダッシュを決めて最初の先頭責任を果たし、その後は粘る作戦を考えていました。
しかし、いざピストルが鳴りスタートすると同じ作戦を考えていた選手がいて、最初の先頭責任を果たすことができませんでした。
高2冨澤君は、先頭責任を果たせない選手の中で上位に入り予選を通過するという作戦に修正する必要が出ましたが、トラック競技の経験が多くはない高2冨澤君は直ぐに作戦を修正することはできず、そのまま先頭の選手を追いかけてしまいました。
そのせいで、中盤から終盤にかけてとても疲労をしてしまい、集団から大きく遅れてのゴールとなってしまいました。
先頭責任を1回も果たせず最後尾のゴールになってしまったので、予選は第10位となり、予選敗退になってしまいました。
レース中の動画はインハイtv(こちら)にアーカイブが残っていますのでご覧ください。(記事作成時点)
まだ冨澤君は2年生で、来年も全国高等学校総合体育大会に出場するチャンスがあります。その後は、トラック競技会場を跡にして、可能な限り、ロード競技のコースを中心にロード競技の練習をして帰京しました。
令和4年度全国高等学校総合体育大会自転車競技大会を主催してくださいました全国高等学校体育連盟他、主管してくださいました全国高等学校体育連盟自転車競技専門部・香川県高等学校体育連盟他、関係する団体の皆様に感謝申し上げます。
また、大会出場にあたり、経費補助をしてくださいました成城学校師親会に深く感謝申し上げます。
自転車競技部顧問