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陸上競技部 短距離冬期強化合宿

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令和2年1月4日(土)から6日(月)の3日間、恒例の陸上競技部短距離ブロック冬期強化合宿を実施しました。場所は光り輝く海がきれいな千葉県岩井海岸です。夏は本校の臨海学校で毎年訪れますが、冬の岩井海岸は夕陽が格別に綺麗です。

例年、この冬期強化合宿は保善高校さんとの合同合宿です。中学生部員も強豪校の選手と一緒に大いに頑張りました。

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短距離ブロックにとっては、この砂浜合宿が新年の始まりとなります。まずは、岩井海岸の美しい景色と平坦な砂浜です。今年も三浦半島や城ヶ島、そして富士山が真正面に眺望出来る天候に恵まれた合宿となりました。

この砂浜を使ってのトレーニングは本当にきついです。特に普段、学校や陸上競技場のオールウェザー(タータン)で走っている部員にとっては、普段のトラックとの違いに初日から苦戦を強いられました。自分も現役時代に何度か経験がありますが、足を攣ったことしか記憶にありません。砂浜でのトレーニングは、前に進むためには脚だけでなく腕や全身の力が必要だということを体感したことでしょう。

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砂浜ではタイヤを3本まとめてチューブで引っ張り、ダッシュなどを繰り返します。強者はそのタイヤの中にさらにメディシンボールを入れて走ります。また、両校混合チームでの砂浜リレーでは中学生が高校生相手に大健闘を見せてくれました。

練習が終わる頃には、普段から鍛えている部員でも全身が筋肉痛です。それは普段のトレーニングでは使わない筋肉も、ここ砂浜では酷使するからまさに全身トレーニングといえます。

 

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本練習の後は補強です。全身を使っての4kgメディシンボール投げや腿上げでのチューブ引きが待っています。海岸は綺麗な夕陽からマジックアワーとなりますが、当の本人達はこんな美しい景色をのんびり楽しむ余裕はありません。そのきれいに輝く海岸でのトレーニングは続きます。

夏の岩井海岸は臨海学校や海水浴客で賑わいますが、冬の岩井海岸は人影もまばらです。

時おり地元の方が犬を連れて散歩に来たり、夕陽を見に来たりしますが観光客はほとんどいません。そんな中で行われる砂浜でのトレーニングは壮絶です。

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そして、砂浜合宿のきついトレーニングを支えてくれるのは、やはり食事です。成城陸上部がお世話になっている宿舎は臨海学校本部と補助員宿舎となっている「いとうRYO」さんです。高校2年生の主将石塚真海君は半年前にも臨海学校補助員としてここに泊まって活躍しました。

「いとうRYO」さんとは長いお付き合いになりますが、毎年毎年美味しい食事を提供してくれます。近くに港がありますから魚は新鮮です。特に昼食のにぎり寿司は大好評です。

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この砂浜合宿は本当にキツイです。そして身体的なパフォーマンスを高めるだけではなく、むしろ、精神的に鍛えられる合宿と言えるでしょう。また、夕食後の2時間学習では疲労と睡魔に闘いながらも集中力を高めさせています。

彼らには自分に妥協しない、最後まで諦めないという強い心を持って今シーズンの冬季練習を乗り越えて欲しいと願っています。また、4月から始まる陸上競技のシーズンに向けて両校の健闘を期待しています。

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最後になりましたが、ここ岩井海岸周辺でもブルーシートで覆われた建物が多く見られました。令和元年度台風15号及び19号による災害で被災された皆様には、一刻も早い復興を心よりお祈り申し上げます。