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鉄道研究部:第11回 全国高等学校鉄道模型コンテスト 参加報告

鉄道研究部は、例年8月に行われる全国高校生鉄道模型コンテストに毎年参加しております。今年の大会は東京オリンピックの開催に伴う変更の一環として、例年と場所を変えて東京ビッグサイト青海展示場で行われました。また、日程も例年よりも前倒しとなり、7月27日(土)・28日(日)に行われました。

2019年のジオラマ作品の全景

2019年のジオラマ作品の全景

今年の大会に出展した作品はこちらです。本校からほど近い神楽坂を下ったところにある中央線と堀を境にし、写真手前に江戸時代を表現し、写真奥に現代の神楽坂や「飯田橋サクラテラス」を再現し、これらを結ぶ牛込橋を「時代をつなぐ橋」として制作しました。着想の発端は、生徒たちが飯田橋周辺を散策していた際に見かけた牛込橋付近に残された石垣でした。この石垣について調べたところ、この地には江戸時代にやぐらが設置されており、そのやぐらに使用された石垣の一部が現代まで残されているということがわかりました。高層ビルもそびえたつ現代の飯田橋に残された江戸時代の痕跡をどうにかジオラマに作成したいとの思いで構想を練り、今回の作品が生まれました。

この作品の象徴である牛込橋については、手前の江戸時代側については江戸時代の工法で、奥の現代側については現代の工法でそれぞれ建築を進めている様子を細部にわたって表現しました。また、この大会に出展した過去作品と同様、建物や石垣や草木など、いずれも既製品を使用することなく、基本的に全て手作りで制作しています。

2日間の日程で行われた大会中は大変多くの方々にご覧いただき、生徒たちも一生懸命に自分たちの作品や手作りした様々な箇所の説明を行っておりました。2日目の午前中に行われた表彰式では、本校は「ベストプレゼンテーション賞」を受賞いたしました。

来年は東京オリンピック開催に伴いさらに大きな影響を受け、この大会が11月に行われることになるそうです。そんな来年の大会に向けて、生徒たちはすでに作品の構想を練り始めています。

生徒たちの技術力は年々向上の一途をたどっているように感じております。本校で9月14日(土)・15日(日)に行われる文化祭においても、鉄道研究部として今回のジオラマ作品のほか、鉄道研究に関わる多数の作品・活動報告等を用意して皆様のご来校・ご来場をお待ちしております。

牛込橋の工事の様子

牛込橋の工事の様子

江戸城天守閣から牛込橋を見下ろしたら、このように見えたのかもしれません

江戸城天守閣から牛込橋を見下ろしたら、このように見えたのかもしれません

多くの方に立ち止まっていただき、生徒たちも頑張って説明しました

多くの方に立ち止まっていただき、生徒たちも頑張って説明しました