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鉄道研究部:第8回全国高校生地方鉄道交流会(花咲線)その2

鉄道研究部では2019年8月1日(木)から3日(土)にかけて、第8回全国高校生地方鉄道交流会に参加しました。今年の舞台は北海道旅客鉄道株式会社(通称、JR北海道)の路線である根室本線のうち、「花咲線」という愛称が付けられている釧路~根室駅間でした。

初日の様子はこちらの記事でご確認ください。今回は2日目と3日目の様子を紹介します。

2日目、ここは日本で一番早く朝日を見ることができる土地ということで、希望者数名とともに朝3時45分に宿舎の外に出て日の出を待ったのですが、この時期にはよく発生するという濃い霧がこの日も発生し、残念ながら朝日を拝むことはできませんでした。
一休みをして朝食後、根室駅から路線バスを利用して本土最東端の納沙布岬に向かいました。天気が良いときは納沙布岬から北方領土を望むことができるという立地ですが、またしても霧が発生していたため、北方領土を見ることはできませんでした。納沙布岬を見学後は、市内のバスとJR花咲線が乗り放題になるチケットを用意していただいたため、班ごとに写真撮影スポットを求めて自由行動となりました。
続く最終日、根室市総合文化会館において今回の交流会のメインイベントである「花咲線活性化企画案の発表」を行いました。本校鉄道研究部は新青森から札幌を経由して根室までを結ぶ寝台列車の運行や、自然体験列車の新規運行、花咲線の開通100周年を記念した博覧会の実施、定期利用者の獲得に向けた提案など多くの提案を行い、根室市長賞を受賞しました。
企画部門の表彰とともに行われた写真部門の表彰では、実質的な上位賞である北海道根室振興局賞、北海道旅客鉄道株式会社釧路支社長賞、根室市長賞をいずれも本校生徒が受賞する名誉を受けました。
表彰式終了後、参加者全員で舞台に上がって全員で記念撮影を行い、その後会場を移動して昼食交流会が行われました。それまでの緊張した雰囲気とは打って変わって、リラックスしたムードの中、昼食をとりながら談笑する機会がもたれました。
この日のうちに東京に帰るため、根室駅13時34分発の釧路行列車に乗車。報道カメラマンや仲良くなった根室高校の生徒たちとの別れを惜しみつつ、列車は定刻通り根室駅を出発しました。15時51分に釧路駅に到着後、1時間ほど自由時間をもち、17時20分発の帯広行に乗車して3駅目の大楽毛(おたのしけ)駅で17時34分に下車。この駅から釧路空港までは路線バスを利用して、18時40分に釧路空港を飛び立つ飛行機に搭乗して羽田空港に戻ってきました。なお機内では、眼下に花火を見るという貴重な経験にも恵まれました。

2日目、朝日は見えないものの、霧の向こうに野鳥の水浴びを見られました

2日目、朝日は見えないものの、霧の向こうに野鳥の水浴びを見られました

濃霧のため、目の前にあるはずの宿舎もこの霞み具合

濃霧のため、目の前にあるはずの宿舎もこの霞み具合

「太平洋回り」という表記を初めて見ました

「太平洋回り」という表記を初めて見ました

 


納沙布岬から海を望む

納沙布岬から海を望む

晴れていれば北方領土が眼前に

晴れていれば北方領土が眼前に

日本語の他にロシア語の表記が

日本語の他にロシア語の表記が

 


3日目、企画案の発表の様子

3日目、企画案の発表の様子

根室市長賞を受賞

根室市長賞を受賞

プレゼンテーション後の昼食交流会会場

プレゼンテーション後の昼食交流会会場

 


根室駅でのお別れ

根室駅でのお別れ

多くの現地の方からお見送りいただきました

多くの現地の方からお見送りいただきました

20時25分、ようやく羽田空港到着

20時25分、ようやく羽田空港到着