鉄道研究部:第8回全国高校生地方鉄道交流会(花咲線)その1
鉄道研究部では2019年8月1日(木)から3日(土)にかけて、第8回全国高校生地方鉄道交流会に参加しました。今年の舞台は北海道旅客鉄道株式会社(通称、JR北海道)の路線である根室本線のうち、「花咲線」という愛称が付けられている釧路~根室駅間でした。
全国高校生地方鉄道交流会は、毎年1つの地域、1つの路線をテーマとして、地元の方々と交流を行いつつ、日々の研究の成果を「地方鉄道の活性化」というテーマでまとめ、これを現地でプレゼンテーションし、その地域の活性化に貢献することを目的とした会で、本校鉄道研究部は第1回大会から続けて参加しています。本校HPでは過去数回分の掲載がありますので、以下のリンクからご覧ください。
- 第1回大会(秋田内陸縦貫鉄道)
- 第2回大会(いすみ鉄道)
- 第3回大会(一畑電車)
- 第4回大会(三陸鉄道)
- 第5回大会(のと鉄道)
- 第6回大会(鹿島臨海鉄道)
- 第7回大会(東京モノレール)
今回は舞台が北海道本島の最東端にある地域であったため、陸路での移動を断念し、羽田空港から空路で釧路入りしました。
釧路駅で受付を済ませた後、バスに乗車して釧路駅近くにある釧路運輸車両所に移動しました。車両所では最初に所長から施設の概要についてお話を伺い、その後検修庫に移動して作業場や配置されている蒸気機関車などの見学をさせていただきました。また、実際に乗務員の技術向上・緊急時の対応力向上を目的とした運転シミュレーターや車掌シミュレーターの実演も見せていただきました。このシミュレーターは大雪を降らせたり、エゾシカが車両に衝突するなどの、実際に発生するトラブルを再現することができるものだそうで、この日は実際に車両トラブルが発生する場面をお見せいただき、臨場感のある現場対応の場面を見学することができました。
見学後、釧路駅から根室駅まで花咲線に乗車。約2時間30分に鉄路による移動を経て、ようやく根室市に到着しました。根室では、北海道立北方四島交流センター ニ・ホ・ロという施設で北方領土に関する学習も行い、地元の方も交流を行いました。
初日はこの後宿舎に移動し、翌日以降の行程に備えました。