中学野球部:平成30年度選手権大会地区予選
中学3年生にとっては最後の大きな大会となる、中体連夏季選手権大会第2ブロック(新宿・渋谷・目黒)予選の結果をご報告いたします。
6月10日から始まり、この日は青山学院中との対戦で、悪天候によりイニングの途中で中断する場面もありましたが、9-0 と気持ちを切らさず最後まで引き締まった試合を見せてくれました。
6月24日は早稲田中と対戦でした。最終回の7回表で 1-3 と2点負けておりましたが、1アウト1,2塁からダブルスチールを決め、ワイルドピッチで1点をとり、さらに1アウト1,3塁のチャンスで5番バッターが3ランホームランを打ち逆転しました。その後、7番バッターもランニングホームランを打ち、この回一挙5得点をあげ、7回裏を3人で抑え、見事な逆転勝利を演じてくれました。最終回まで負けているという土壇場で、あきらめず戦い抜いた精神力の強さに、ただただ驚かされるばかりでした。
7月1日の準決勝は桜修館中と都大会進出をかけた大一番でした。チームとしてまとまりがあり、チャンスを確実にものにして毎回のように得点を重ね、バッテリーを中心とした堅い守備で、最後まで守り抜き、7-2 で勝利し都大会進出を決めました。
決勝戦は、30℃を超える炎天下の中、準決勝からの連戦となり選手にも疲れの色が見て取れました。両校ともピッチャーが粘り強い好投を続け、チャンスをいかせない苦しい展開が続く中、迎えた5回表のランナー満塁4番の大チャンス。
「満塁のチャンスだがどうするか?」という監督の問いに、「打ちます!」と力強い一言で答え、バッターボックスに入りました。プレッシャーをはねのける鋭いひと振りは右中間を破る会心の当たりで、走者一掃のタイムリーツーベースを放ち3点を先制しました。外野からの返球が逸れた間に3塁に進み、続く5番バッターが華麗にスクイズを決め、勝利を後押しする追加点をもぎ取りました。最後は、チームで円陣を組み、全員が声を出し、気迫のこもったプレーでしのぎきり、見事に優勝を勝ち取りました。