新着情報

トピック

3学期 始業式

1月10日、中学校と高等学校それぞれで、3学期の始業式が行われました。中学校の始業式に際し、岩本校長からは、本校が自主制作した映画『無限の瞳』にちなんだお話がありました。

いま世界でどんなことが起こっているかに注目してほしい

校長先生は、2015年から世界で取り組まれているSDGs(持続可能な開発目標)について触れ、その中で人類がどうやってエネルギーを獲得してきたかという歴史を説明しました。

原子力によって人類は、非常に大きなエネルギーを獲得することができるようになったが、
この原子力は扱いに注意しないといけない。そのことを思い起こさせるものが本校にはある

と話した校長先生は、昨年末に広島の新聞社から、本校の自主製作映画『無限の瞳』についての取材を受けたことを伝えました。

映画『無限の瞳』は、昭和29年、本校生徒が広島を襲った原爆の被害によって白血病に倒れ、当時の生徒会が、「この悲惨な現実を世間に訴えなければならない」という必要性を強く感じ記録映画として製作したものです。国内外に出展されて大きな反響があった作品です。

成城学校自主製作映画『無限の瞳』

今年の5月には日本がG7の議長国として、広島でサミットが開催されます。それを機に日本が再び、原爆の悲惨さを世界に発信する機会があることに校長先生は触れて、

『無限の瞳』という映画がこの学校で作られて世界に発信された、その学校にいま在籍をしているということを認識して、いま世界でどんなことが起こっているのかを注目してもらいたい

と話し、自分が世界の中の1人であることの意識を高めてもらいたいことを伝えました。

3学期は学年のまとめの学期であるとともに、次の学年につながる重要な学期なので、自分が今までできていなかった部分をもう1回おさらいして、次のステップに進んでほしい

と式辞をしめくくりました。

寒い時期が続いていますが、生徒は元気に登校しています。また学校に活気が戻ってきました。3学期、そして今年もどうぞよろしくお願いいたします。