建学の精神・沿革
建学の精神
創立以来受け継がれる「社会に有為な人材を育成する」精神
知徳に優れたリーダー育成
本校は明治18年(1885年)に創立しました。校名の成城は中国の古典「詩経」の中にある「哲夫成城」の「城を成す」に由来します。ここで言う城とはいわゆる日本の城ではなく、地域社会や国を意味するもので、「立派な男子こそ社会づくり、国づくりができるのだ」という意味です。「社会に有為な人材を育成する」という建学の精神は創立以来脈々と今日まで受け継がれてまいりました。学校は広く学問や知識を吸収する大切な場であると共に、多くの教師や友達との関わりの中で知識を磨き、クラブ活動・生徒会活動や学校行事などに積極的に取り組み、明るくのびのびとした学校生活を通して人間的成長を図る、そして、何事にも失敗を恐れずチャレンジし、将来、様々な社会の変化に柔軟に対応できる精神を養う場として考えております。
沿革
139年におよぶ成城学校の歴史
明治18(1885)年に、日高藤吉郎が創立した本校は、139年目を迎えました。
明治
明治18(1885)年
1月15日「文武講習館」として、京橋区(現中央区)築地に創立。軍人志望の少年の養成にあたる。創立者は日高藤吉郎。
明治19(1886)年
「成城学校」と改称し、幼年科、青年科を設置、陸軍士官学校・幼年学校への予備教育を施す。
明治22(1889)年
「官公立尋常中学校と同等以上」認可。
明治23(1890)年
宮内省より御下賜金を賜る(1919年まで)。
明治24(1891)年
宮内省より牛込区原町(新宿区原町の現在地)の校地を下賜され、移転。
明治31(1898)年
文部省による中学校認可。
明治32(1899)年
中学校令発布に伴い「成城学校中学科」と改称。
明治39(1906)年
校歌制定。
大正
大正06(1917)年
成城学校中学科を「成城中学校」と改称、成城尋常小学校開校。
自習室「自修館」を設置。
大正07(1918)年
日本で初めての林間学校を長野県中房温泉で開設(一時中断後再開し現在に至る)。
大正12(1923)年
成城第二中学校併設。
大正14(1925)年
成城第二中学校を分離、別財団とし、北多摩郡砧村(現世田谷区成城)に移転(後の成城学園となる)。
日本で初めての臨海学校を神奈川県逗子市初声村に開設(戦時中中断後再開し現在に至る)。
昭和
昭和04(1929)年
成城学園財団に成城尋常小学校を移管・移転。
昭和10(1935)年
創立50周年を迎える。
昭和22(1947)年
学制改革に伴い、新制「成城中学校」発足。
昭和23(1948)年
学制改革に伴い、新制「成城高等学校」発足。
昭和30(1955)年
創立70周年を迎える。記念事業として牛込成城幼稚園を併設。
昭和47(1972)年
体育館・小講堂・柔道場・剣道場 竣工。
昭和54(1979)年
新館(現3号館)竣工。
昭和60(1985)年
創立100周年を迎える。
平成
平成17(2005)年
創立120周年を迎える。
平成24(2012)年
1号館 竣工。
平成26(2014)年
2号館 竣工。新館を改修し3号館と改称。
平成27(2015)年
1月15日、創立130周年を迎える。
人工芝のグラウンド・サブグラウンド竣工。自習室「自修館」を新たに設置。新校舎がすべて完成。
6月5日、130周年記念式典を開催。
平成30(2018)年
高校募集を非募集とし、中高完全一貫校へと移行開始。
令和
令和03(2021)年
中高完全一貫校となる。