成城においでよ!!
新型コロナウィルスによる肺炎が世界中に拡散していて、屋外ではマスクをしている人が目立ちます。本校では、順天堂大学の先生と感染症などを含めた防災に関する地域連携を行っている関係から、新型コロナウィルスについても情報を頂くことになりました。本校ホームページ「地域の皆様へ」をご覧ください。何より病気の発生を抑ることと感染予防が大事ですね。 地域とともに、安心・安全な学校づくりに努めていきます。
さて、「ねずみ年」の新年になり、成城学校の関係者から、三光星を持った手作りの陶製のねずみをいただきました。どんな思いで作られたのでしょうか。とてもかわいらしいねずみです。今年が素晴らしい年になりますように願っています。
1.最後の中学校説明会
1月10日から中学入試の出願が始まっています。1月11日(土)最後の中学校説明会は、「6年生のみ」を対象として開催しました。参加者の皆さんには授業風景もご覧いただき、個別相談も実施しました。「成城に入学したい」と願っていることがよく伝わってきました。入りたい学校に入学することが何より幸せなこと。最後まであきらめないで志望校にチャレンジしてください。
2.校友会総会
同窓会を本校では校友会と呼びます。1月12日(日)に校友会総会がありました。
当日朝、正門近くで偶然にも「校長先生ではありませんか」と声をかけて下さったのが、狂言の人間国宝である山本東次郎氏でした。
氏は、本校昭和三十六年の卒業生で、校友会総会後の講演会で、東次郎氏の弟である山本則俊氏とともに大蔵流による「狂言・実演と講話」を実演してくださいました。
大変お忙しい方で校友会の日には毎年舞台が入ってしまうそうで、今年お目にかかれたことは大変幸運なことでした。
実演は則俊氏が、講話は東次郎氏がされたのですが、小講堂で人間国宝の舞を間近に見るとは思ってもいませんでしたし、狂言という人間味あふれる芸術に触れ、このような方が卒業生にいることに誇りを感じました。
かつて成城高校生徒会が制作した「無限の瞳」という映画が文化祭で毎年上映されていますが、東次郎氏はその制作仲間の一人でした。「成城の人間教育」の奥深さを感じる出来事でした。
3.132期卒業生の成人の日
1月13日(月)、132期卒業生が成人式を迎えました。それぞれの地域で開催された成人式の後、180名ほどがスーツや袴を身に付けて、ぞくぞくと本校のカフェテリアに集まってきました。中には、台湾の大学に進学した大学生がこの日に合わせて来日。姿は大人びているけれど、やはり昔のあどけなさが残っていました。
学年主任だった巳波先生、岩上先生、関根先生、古志野先生、及川先生など、学年の先生方がそろってお祝いのメッセージを送りました。懐かしい顔ぶれにタイムスリップして、先生方は新成人に向かって「教師」になってしまいました。
4.英検準会場
英語の外部検定試験の扱いがどんでん返しとなりましたが、本校では淡々と準会場試験を実施しました。全員が自分の級に合わせて受検する仕組みを作り3年目になりました。
文武両道を実践する本校では、公式戦と日程が重なることが多くて日曜日に実施される英検をなかなか受けられません。そこで、毎年第3回目のみを校内で実施しています。
開始した当初より上位の級の取得者がずいぶんと増えてきた気がします。少しずつ自分の目標級を上げて、実力をつけてきたと思っています。
「高校生は、大学生や社会人とほとんど接点がない。なのに、受験する大学を選び、自分の将来を選択する時期にある。」
このような課題意識を持った本校の若手卒業生が集まり、自分たちでテーマを設定して6回のシリーズでイベントを立ち上げました。1回目は「ベンチャー投資の世界」、2回目は「弁護士のビジネスモデルと価値」、そして3回目となる今回のテーマは、「コンテンツビジネスとは何か」。確かにいずれも学校では教えてもらわない内容です。
3回目は、1月25日(土)の午後に開催されました。関心のある高1~中3の生徒たちを対象に毎回30名募集しています。
次回も楽しみです。自らの道は自ら切り拓く。面白いと思ったら、どんどん足を運んで自分で考えなさい。
6.頑張れ、成城生、受験生!!
最近、国立大学の高大連携事業に参加した成城高校1年生が、「高大接続教室」の修了証を授与されたり、成城中学3年生が「新聞切り抜きコンクール」に入賞したりするなど、成城生の活躍ニュースが耳に入ってきます。頼もしいなと思います。高校3年生は最後のセンター試験が終わって、いよいよ一般受験が佳境に入ります。受験生の皆さん、自分が入りたい大学を目指し、最後まであきらめずに、頑張ってください。
先週は近くの看護学校の入学試験があり、緊張した顔の受験生たちがぞろぞろと正門の前を通っていきました。明日からは本校の中学入試も始まります。自分の決心を固め、自分が入学している姿を思い描いて最終日まで頑張りましょう。成城学校で待っていますよ。
令和2年1月31日 栗原 卯田子