高校バレーボール部:2年連続の関東大会出場決定
4月21日・28日・30日の3日間の日程で、東京都高等学校6人制バレーボール男子関東大会東京都予選会が行われ、高校バレーボール部が関東大会への出場を決めました。
試合結果は以下の通りです。
4月21日
リーグ戦① 成城 2-0 日比谷 (25-16,25-11)
リーグ戦② 成城 2-0 墨田川 (25-14,25-11)
コート決勝 成城 2-0 国立 (25-23,25-23)
4月28日
トーナメント1回戦 成城 2-0 大成(25-21,25-13)
トーナメント2回戦 成城 2-1 小石川中等(17-25,25-15,25-23)
トーナメント3回戦 成城 0-2 安田学園(15-25,12-25)
4月30日
代表決定戦① 成城 2-0 駒大高(25-18,26-24)
代表決定戦② 成城 2-1 上野(25-20,26-28,25-13)
代表決定戦③ 成城 2-0 足立新田(25-12,25-20)
☆第9位(参加チーム190)で関東大会出場決定
4月21日の予選リーグを突破し、4月28日のトーナメント3回戦でベスト8シードの安田学園に敗れたものの、都ベスト16となり、代表決定戦への進出を決めました。そして、4月30日の代表決定リーグ戦で3戦全勝の成績を収め4チームリーグ1位となり、上位12チームに与えられる関東大会の出場権を獲得しました。
高校バレーボール部は昨年に続き2年連続2回目の関東大会出場となります。高校年代のクラブチームがほとんどないバレーボールという競技において、高体連の大会のトップレベルはそのカテゴリーのトップであり、本校のようにスポーツ推薦を行っていない学校が関東大会に出場するのは、非常に困難です。それに加えて今年の部員21名のうち3年生は6名、2年生は4名で、初出場した昨年(3年生は10名)と比べて上級生が少ない上、東京開催だった昨年から出場枠が2つ減るという条件で関東大会の出場権を獲得できたのは快挙と言って良いでしょう。
今年のチームは昨年主力として活躍した選手が3名残っていましたが、その他の選手がトップチームでプレーするのが初めてで、新チーム発足当初は連携が悪くここ数年では最も低いレベルからのスタートとなりました。しかし、7月の関東私学大会(Bグループ)で接戦を勝ち抜き第三位に入ると、それが自信となり大きくチーム力を上げ、夏の大会では先輩達が残したベスト16のシードを部員10名で守り抜きました。そうして迎えた秋の新人一次大会には、ベスト8に入ることを目標に自信を持って臨みましたが結果はベスト32止まり。チームとしても1年ぶりにベスト16シードを落とし、そこから上級生は自分たちの内面の弱さと正面から向き合うことになりました。ミーティングを重ね、「嫌いなことから逃げないこと」「人のアドバイスを素直に受け入れる謙虚さを持つこと」など、人間性の部分にしっかりと踏み込んで反省をし、練習の中でそれを克服することで上級生は大きく成長を遂げ、それとともにチーム力も過去最高のレベルになりました。そして、今回の関東大会予選には再びベスト8を目指して臨みましたが、大会初日直前と大会2日目に主力の3年生にケガが相次ぎ、初日・2日目とも非常に厳しい戦いを強いられました。途中、監督として何度か負けを覚悟する展開もありましたが、選手は動揺することなく粘り強く勝ち抜いていきました。最後まで自分たちの力を信じて冷静に戦う事ができたのは、試合展開のコントロールの仕方を強く意識して練習してきたことももちろんですが、何より上級生が負けを経験して人間的にたくましくなり、自分たちの強みや弱みを客観的に理解していたからだと思います。そして、下級生も上級生に引っ張られるように高い意識で関東大会出場を目指し、チームに強い一体感がありました。今年のチームは「人間的な成長を競技力の向上へつなげる」という部の理念を体現してくれた素晴らしいチームでした。
関東大会本大会は栃木県小山市の栃木県立県南体育館または宇都宮市の清原体育館(組み合わせは5月18日17時以降に栃木県高体連バレーボール専門部ホームページに掲載)で5月31日~6月2日の日程で行われます。遠方ですが、ご都合のつく方はぜひ応援にお越し下さい。