お知らせ
中3:理科(課題図書「走りながら考える」)
中学3年生の理科では、
定期的に課題図書を設定しています。
夏は2冊の課題図書を設定し、
9月の始業式締切の1冊は為末大の「走りながら考える」でした。
取り組んできた探究活動(疑問⇒仮説⇒検証)を実生活に活かしてほしいと思い、採用しました。
走る哲学者とも呼ばれる為末大選手の考え方は、生徒たちを刺激したようです。
生徒たちの書いた感想の一部をご紹介いたします。
- 本書の冒頭にもあったように、人生とはハードルのようなものだと感じさせられる一冊となった。この本でもやはり主張されていたのは、人生というハードルを越えるには「夢」を持つことが重要だということだ。これまで拝読してきた数々の本にも夢を持つことの重要性が示されてきた。本書は、その夢がたとえ叶わなくても夢を持ち挑戦する精神が大切であり、いかに無我夢中になれるかが心身ともに成長するカギになるということを語りかけているのだと私は思った。私も「無我夢中」になれる何かをもっと探していきたい。
- 努力だけですべてのことがうまくいくと思っていなかったが努力することに意味があり、違う方法も存在するのだとこの本を読んで気づくことができた。才能のある人には勝てないと思い努力することを諦めて何にも興味を持たなかったが、これからは何事にも挑戦して努力してから考えていきたい
- 僕は毎日の様に筋トレや柔道の練習をしています。毎日の様に練習していると、自分の体にとてつもない疲労感や筋肉痛を感じることがあります。そんな時、自分の怠惰な心に呑まれサボろうとする自分が出てくるが、それを押し切ってやりきると素晴らしい達成感を得ることができました。そんな自分の様な経験が他者にもあり、その度に皆が自信を持てているとしり、嬉しかったです。
- 今まで、「君の長所はどこ?」と聞かれて、なんとなくわかっていても、それを言って相手はそう思っていなかったり図々しいと思われるといやなので、「わからない」と言っているうちに本当にわからなくなっていて、自分でも知りたくなっていました。しかし、この本を読んで短所を長所にする方法を知り何だかすっきりしました。
- この本を読んで、人生のハードルを越えることはとても難しいことを知りました。そして、人生のハードルを越えるためには考えながら失敗も成功につなげなければならないのだと筆者が言いたいのだと思いました。筆者は「成功はよし、失敗はなおよし」と語っています。僕も自分に跳べるかわからない高いハードルにも「考えながら」挑戦したいです。
- 僕はいつもテストのとき、「どうせ悪い点数なんだ」「もう全教科捨てた」などと試験前にほざいて予防線を張っていた。でも、傷つかないようにしている自分にどこかむなしさを感じていた。この本を読んで、そんな気持ちは消し飛んでしまった。客観的に考えることで、自分の気持ちが楽になるような気がした。
- この本を読んで、自分の過去を振り返りました。自分は、部活動を最後までやりきることができませんでした。そのことが、この本を読んで真っ先に思い出しました。自分では、そのことを全く気にしていなかったけれど、筆者の言葉に心を打たれました。しかし、過ぎたことはもうどうにもならないので、これをきっかけにこれからの人生で、自分でやると決めたことは、悔いの残らないように最後までやりきるようにしようと思いました。
- 僕の1番の欠点は面倒くさいことや、辛いことや、怖いことからすぐに逃げてしまう事だと思います。これまでこのことを何とかして治そうとしてきましたが、どれもうまく行きませんでした。なのでこれからは他の短所も含めて、ひっくり返して考えたり、その中から伸びる部分を見つけられるようにしたいです。
- 僕がこの本を読んでいて、1番印象に残ったのは、『「1番を目指す」のは、人生を楽しくするため。』という文です。たしかに、やるからには1番を目指したほうがいいなと思いました。僕も、1番を目指せるような人間になりたいです。
- 普通人間は「挫折したくない」と思うだろう。為末さんはむしろ、「一日も早く挫折を味わってほしい」と言って、挫折をすることによって得られる成長を説いているところに何か違う所を感じました。僕も、部活で思うように結果が出せず挫折の様なものを味わいましたが、未だに逃げ続けていて、答えを出せずにいるように感じていたので少しスッキリしました。
- 筆者は元陸上選手で世界選手権でメダルを取るなどとても優秀な成績を残してきた。しかし彼の選手人生は華やかなものではなく楽し事より苦労の方が多かったと彼自身が語る。特に30代を迎えてからは自分の実力が落ちる一方で苦しかったそうだ。誰だって必ず一度は挫折する。特に競技者は大きな挫折をすることが多い。私も今やっているテニスに挫折しモチベーションが落ちたこともあった。この本にはこうした挫折に対して新しい考え方を教えてくれた。これから挫折したときにこの本の内容を鮮明に思い出したい。
- 筆者は、自分のそのままを受け入れる態度が重要だと自分の経験から話している。確かに自分もスポーツをやっているため同じアスリートとしてわかるような気がする。他人とあれもこれも比較して自分の立ち位置、価値を決めずに自分で目標、進むべき方向を決めることが大切だと思った。
- 努力していても夢が叶わないことがあるっていう松岡修造とは全く反対の意見を言っていて面白かった。また、スポーツ選手だったからこそ書ける面もあり、参考にもなったし、面白かった。
- 著者が自分と同じスポーツをやっている人でレベルは違くても、親近感があった。何かに悩んだ時にいつも挫折なんてしたくないと思ってしまうけど、この本を読んで挫折するたびに成長しているんだと知って嬉しかった。スポーツをしている人には読んで欲しいと思った。
- 僕は部活でフルートをやっていて、最近よく音程が急に悪くなったり、音が揺れたりしていい演奏ができていない。大丈夫なのかと心配になることもある。けど僕は思い切って吹き方を変えてみたり、吹く姿勢を変えてみたりすることがある。たまに合奏中に変更点がうまくいくこともあるが、なかなか治らない。でも、そのおかげで少しずつどう悪いかがわかるようになってきた。この本にもあるように意思を持っての選択は大事だということが分かった。これからも精進していきたいと思えた。
- 書いてある多くは誰もが生きていく上での悩みだった。「恥ずかしいという気持ちが成長を止める」というのは面白い。自分を支えるものは、それまで出した結果より「あの時、自分は逃げずに頑張ったじゃないか」という、望む結果を目指すその途上にある過程を楽しむために挑戦するという考え方に共感した。
- 自分が小さく思える体験,というのは今まで多く経験してきた方だと思う。ある時は河原で少年野球を見ながら,またある時は電車の窓から高層マンションの電気を見ながら,そしてまたある時は歌手のライブで3万人の中で歌いながら。
このまま平凡に生きていたら,このまま誰の目にも留まらずに生きていくんだろうなあ,とか自分なんて今のままじゃ何も出来ずに死んでいくんだろうなあ,と思っていた。
と同時にそんなの絶対いや――,とも思った。この世にぼくという人間はたった一人しかいないのにそのぼくが何もしないで消えてどうする,人と同じままじゃ何も成し遂げられないじゃないか。
思えば小さい時から人と同じ方向に進もうとしなかった。人とかぶるのが嫌いだった。
今もだ。新しい試み,前例を越えるためにいろんな人に迷惑をかけているけど,この経験はきっといずれ役に立つと思う。なぜか。成功は逆境から始まるからだ。 - 私は失敗をするのが怖くて、やってこなかったことがいくつかあるなと思いました。為末さんがこの本で言っていた「成功よし、失敗なおよし」という言葉はよい言葉だなと思いました。私はこれからは失敗しても次できればいい、次できなくても、その次やればいいという思いで何事にもチャレンジしていきたいです。
- 私は自分自身をアスリートであると思っています。アスリートは人生の予行練習ができるとするならそれはアスリートではなくなった後の人生に有利になると思うのでそれはいいことであると思います。でも、私はアスリート人生をいつまで続けるかはまだわからないが、時間に追われて途中で後悔するような終わり方はしたくないので、自分の目標を成し遂げて終われるようにしたいと思いました。
- 私はこの本を読み、多くの言葉が印象に残った。その中でも、176ページの「『必ず終わりがくる』という感覚になると、辛さ度合いも変わり、残された時間の使い方も変わってくる。」という文が特に印象に残った。私はこの文を読み、自分自身もいつ死ぬのか分からないし、今当たり前のことが明日には当たり前でなくなっているかもしれないということを再確認できた。私は今後、一日を大切に過ごし、どんな事に対しても常に終わる時のことを考えていこうと思った。また、「残酷な現実は、「努力」は「夢中」に勝てず、「義務」は「無邪気」に勝てないということ。」という文を読み、何事も夢中になれるか否かが重要になると分かった。
私は今後、この本に書かれていたことを忘れずに、幾多の人生のハードルを越えられるようになりたいと思った。また、越えられないハードルがあった時は、またこの本を読み返していきたいと思った。 - 「いい本」だと思った。たくさんためになることが書かれていて、学ぶことも多かった。しかし私はこの本を読み終えた後、正直もやもやした気持ちが胸に残っていた。なんというかこの本は人生の「模範解答」なんだと感じられたのだ。人生という壮大に長く続く問題集を「解くぞ」と意気込んでいたときにこの「模範解答」を与えられてしまった感じだった。まどろっこしいことをいったが、要するにこの本は一人のアスリートが自身の競技人生の中で「走りながら考え」た結果を記しているわけだが、それは同時に我々若者がこれからの人生で「走りながら考え」だす答えの一つであり、それを走りながら考え出し始めた時に読んでしまったため、私は心にもやもやとしたものを残してしまったと考えている。クイズを出されて、答えを考えているところで横から答えをいはれてしまうような感覚だ。もちろんそういう題材で書かれている本であることや、この理屈も非常に曖昧で、少しひねくれた考えであるのも理解している。しかしどうしても私はこの本の感想を書くにあたって、このもやもやについて書きたかったのだ。
- この本に書いてあることをジャグリングに置き換えて読んでいました。ジャグリングも他人に演技を発表するとき、うまくいかず失敗するときがあり恥ずかしくなって自分に言い訳をするときがあります。でもこの本で「胸を張れないこと=転ぶこと」では絶対にないといわれ失敗しても全力でやろうと思いました
- 私は、最後に失敗をしたり物事がうまくいかなかったりすると、全てが台無しになったと考えてしまったりします。私は、この本を読んでそういうことに対しての考え方を少し変えることができたので、この本を読んでよかったと思いました。
- 私には、「夢」というものがはっきりしておらず、今まで、「叶いっこない」という口実で夢を持たなかったり、捨てたりしていた。しかし、夢を見ているその瞬間、人は確かに輝いている、だから多分叶わないけど夢を持ちなさいという言葉で、今まで捨てていた夢をもう一度もとうかなと思う機会を持つことが出来た。
- 思えば私の人生はいつも逃げてばっかりだったなと思っている。中1の頃、ろくに勉強をせずに成績が上がって調子に乗っていた、そして中2になり初めて自分の中で停滞期が訪れた。最初は自分自身に嘘を言い聞かせていた、「こんなのは俺じゃない、もっと俺はできるはずだ。」でもそれは幻想だった。だから色々なことを知ろうと、その時初めて自分の挫折に目を向けたのかもしれない。難しい新書を読み漁り、頭が良くなった雰囲気を浸ったり、絵を描き構想力を鍛えようとしたり、英語を毎日やったり、それは今考えれば挫折があったからこそ走り出せたのであり、全てが決して上手くいったとは言えない。だが、自分は何でもないやつだが努力はできるやつなんだと、それだけは自信が持てるようになった。これは本当に大切なことであり、その経験は光り輝く宝物になった。次の私の障害は走りながら自分の限界に気づくことだと感じていた。だからこそ私は夢を持ち例え失敗しても良いと考えながら日々一生懸命挑戦し続けたいと思う。でも時々は自分にムチを与えるだけでなく、飴もあげて休ませてやろうとも思っている。
- 作者の為末大さんは、元陸上競技の選手ということで、自分の体験談等を語っていた。私は「やれば出来るは幻」という所の題名にひかれ、特にそこの文章については読みました。自分の夢を本音で語った時、それが叶わなかったら「お前の努力不足なんだよ」という批判が飛んでくるという文章に対して、私は言われたことがあるため、とても共感出来た。それに対する意見が、「人事を尽くして天命を待つ」でいいのだと思う、と。私はこの一文でとても勇気をもらった。
- 今まで部活でバレーボールをやっていて、先輩の動きなどを見て真似しようと頑張ってみたけどできないみたいなことが良くあって落ち込んだりもしていたけど、そうではなく今の自分には何が足りないのか、今のままでどこまでプレイできるのかなどを考えるのが正しいのだと気づきました。
- 感心したのは自分落ち込み具合を図る基準が数値化、明確化されているのと復活の手段も明確に定義されているところ。あとはアウトプットイメージ最初に明確にするのは日々でつかっていきたい。自分の組織の利益の視点ではなく、会社全体に利益をもたらす方法を常に考えなければいけないと思った。
- 為末大さんの考え方にすべては共感できないものの、ためになるものはたくさんありました。42~43ページの具体例のものはとても興味深く、自分からいかに早く働きかけをすることが重要かを感じました。また長期で追いかける大目標があると、短期であきらめるものが出でくるという、私が過去に経験したことのあるものと同じような考え方があり驚きました。別の本もみてみたいなと思いました。
- 為末大さんが歩んできた競技人生を通して、為末大さんがこの本の中で言っている様々な言葉に圧倒されました。「いつもの毎日を続けることは、他の人生を毎日あきらめることでもある。」「己になるな。マシンになれ。」などの言葉には特に惹かれました。明日を変えていくのは今日の自分である。そう信じて僕も生活していきたいです。
- 為末さんのことは今回読んで初めて知ったのですが、この本を読んでいてまず最初に思ったことは、筆者は常に現実的に物事を見ているということです。例えば、大抵人は欠点に気づいたらすぐに直そうとするものですが 、筆者は欠点を克服したから優位に立てるというものではない、それよりも長所を伸ばすべきだ、と言っています。また、頑張れば手に入るという言葉を胸に頑張っていても、その内にどんなに頑張ってもどうにもならないようなものに会ってしまうと書いてあったのも、他の人生を応援するような本とは違っていて印象に残りました。これは、筆者がこれまでに失敗や挫折を経験してきたからなのでしょう。しかしただ現実を悲観的に見るだけではなく、失敗を踏まえた上での生き方が分かっている筆者は、意味のある失敗をしたのだと思いました。僕にはこれから文系か理系かなど、沢山の大きな選択が待っている訳ですが、その時には人に委ねず自分で責任をもって選びたいと思いました。
- モチベーションを上げるために気分が良い原体験を思い出すことや、短所を克服するのではなく長所と合わせて伸びる部分を見つけるなど、挫折したときなどの方法が分かり,成績も同様に考えることができた。そのため、今まで悪かった時のものと良かった時のものを同様に考えたことがなかったため勉強のやり方を改めようと思った。
- ぼくは競技は違うけれど野球をやっていて、筆者の方がいったように努力しても叶わないことはたくさんあると思う。だけどそこで諦めずに最後までやったという気持ちが大事だとおもうので、野球に限らず、勉強も同じように頑張っていきたい。
- なぜ今の自分が、人生が少し虚しく感じるのかが、わかった気がしました。それは、今自分の中で誇れること、誇れるほど頑張っているものがないからだと感じました。為末さんは、頑張っていないと結果がどうであれ、達成感や、充実感を得られないと言いたかったのだと思います。結果が付いてくるかはひとまず置いておいて、とりあえずやってみる、頑張ってみるということの重要さがわかりました。
- どのページも僕たちのような中学生が悩んでいることについて書いてあった。僕は自分で限界を決めてしまうタイプで、「ここまででいいや」と思うことが多いので、自分で限界を決めず色々なことに挑戦したいと思った。
- この本を読んで私が感じたことは、自分で選んだものは、失敗や反省も含めて、濃い ということである。筆者は専門的な知識を持っている人に必要なことを聞き、選択は全て自分でしていたと言っていた。そこから私は吹奏楽部なのだが指揮者が今年の8月10日のコンクールに向けて練習が足りない私たちに向けて、「コンクールとは一夏をかけて行うものだ。どうせかけるのなら、もしかしたらその時間は無駄になるかもしれないが自分で選んで今自分に大切な練習をしてみろ。自分で選んだものなら悔いが残らないはずだから。」のようなことを言っていたのを思い出した。これらから私はこの先あらゆる選択を自分で選びたいと思った。そうすれば、「あの時はこれでよかったんだ」と思えるはずだから。
- この本を読んでものすごく感動しました。この作者が言っていること全てがかっこよく聞こえてこの本の作者である為末大さんのことを尊敬してしまうくらい感動しました。私が特に感動した言葉は、高みを「目指した」からこそ、見える景色がある。この言葉を見た時私はその景色を見てみたいなと思いました。私は、今まで人生についてすごく深く考えたことはありませんでしたが、この本は自分の人生について考えさせてくれる素晴らしい本だなと私は思いました。
- この本を読んで、すぐに感じたことは自分読んだ新書で読んだ「鋼のメンタル」と似たようなことが書いてあるなと思いました。筆者は「いつもの毎日を続けることは他の人生を毎日諦める事でもある」と述べていてこれは社会の授業で習ったことだったので驚きました。学校の授業で習ったことが本に出てきて読むのが楽しくなりました。
- この本を読んだとき一番印象に残ったのは 「『自分』をあきらめない。立ち上がった瞬間が自信になる」の部分です。勝利そのものは自信にならず自分の「立ち上がり際」が自信になる。これはその通りだと思いました。この夏僕は部活で一週間合宿に行ったのですが練習でつらいものがあり心が折れそうになりましたが頑張って乗り切りました。合宿が終了しその後の練習に出るとつらい練習を乗り越えたことが自信になっていました。これからも逃げずに立ち上がれるように頑張っていきたいと思います。
- この本を手にとってみて、私は自分は何が一番やりたいのか、それを追い続ける覚悟が自分にあるのかを再確認した。正直この本の内容は私にとっては重く、苦しいものであった。生きている時間が長いほど、努力だけではどうしようもないこともあったり、夢を叶えることの苦しさ、自分ができないことに対するモヤモヤなどを感じると思う。私もそれを感じる時があり、自分の無力さや弱さに悔しいと思う日も沢山ある。でも、だとしても私は強くありたいと思った。もし、今自分なりに精一杯やっていることで、自分が求めている結果や力を発揮できなかったとしても、それを追い続けたい。この本に書かれている様に、どうしようもないことだったとしても大事にしたい何かを練り上げることが大切なんだと学んだ。
- この本をの考え方は僕にとって新しいものだった。特に挫折は早いうちに味わったほうがいい、挫折はないよりあったほうがいいというのには驚いた。これまで僕は完璧を求めて来たがこの本の中では、失敗を成功へとつなげることを中心に書いているように感じた。この本を読んでこれからは失敗を成功へとつなげていけるようにしたいと強く思った。
- この本には共感出来る点と考えたことも無かった点がそれぞれいくつかあった。例えば同じ実力でも楽しんだり、リラックスしていたりしている方が勝つというのはとても共感出来る。しかし人生や、挫折に関する部分は今まで考えたことも無かったのでとても興味深かった。特に負けと幸福感は別であるということや老いに対する恐れなどはとても強く印象に残った。
- この本では、一貫して正しく自分を知って、その上でいかに自らを高めるかが語られていたように思いました。ひたすらに自分のことを知り、理解する。かつ常にそれを正しく新しいものにアップデートする。それが自らをあらゆる面でコントロールすることに繋がり、やがて自分の望む境地に至らしめるということです。私はそれに孫子の言う「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」に通ずる精神を感じました。
- 今の自分の勉強に対するあり方と似ていると思った。自分はまだ中学三年生だからと言う理由で大学受験に対する危機感を感じていない様に思える。しかし、この一文を見て自分の勉強に対する態度が間違っていて、日々の生活習慣を直さなければいけないと思わせてくれる文だった。
- こういうアスリートが書いた本はただ漠然と「努力をすれば夢は叶う」「諦めてはいけない」といったありふれた回答ばっかりが多かったがこの本は冷静に物事を見ていて結果を出すにはどのような手段を用いて慎重に課題を見つけるかといった現役時代からの教訓を基に書かれていてとても面白かった
- いい言葉がたくさんあってとても勉強になった。この人は限界について語っていてそれには凄い共感した。自分の限界を考えて行動するということが大切だなと思った。そしてこの本はきちんと例がのっていてとてもわかりやすかった。この本で学んだ事を日々の生活でもいかしていきたいと思う。
- アスリートの方が書いた本であったが、オリンピックで金メダルを取ったハードル走が短距離に挫折して始めたものだと知り、ハードル走を始めてから自分なりに努力、工夫し、勝ち上がり、引退するまでの考え方はとても参考になった。特にアンバランスなところで保たれるバランスというものがある、欠点には存在する理由があるという部分では、コンマ数秒を争う短距離の選手は絶対に直した方が良いと思っていたため、新鮮であった。